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エバーのみんなが「いま」と「10年後」を考える瞬間

いま、エバー株式会社では10年後の2030年ビジョンを制作している。
当然だが、会社のビジョンは経営者がイメージをしてそれを言葉としてカタチで示し、社員へ浸透させることを進め、実現させていくことが常識ともいえるだろう。でも、エバーの「2030年ビジョン」については、エバーで働く人が他人ごとのように捉えないためにも、目指すところをエバーで働くみんなの想いが詰まったものになることが理想と考えた。そこで取り組んだのが、会社の経営理念「追求、創造、安心」を基盤に10年後、またその先にどうありたいかを考える時間として、全社員対象のヒアリングを実施した。誰もが無謀とも言う行動かもしれないが、結果的にヒアリング期間は2020年9月24日から2021年1月25日の期間で延べ100名以上に「もっとこうしたらいいんじゃないか?」「エバーのこういうところが好き!」「こういうところを変えていきたい」「こんなことができるのでは?」など、一問一答ではなく、2名~数名のワークショップ型ヒアリングを実施して、ビジョンを制作する過程を体感してもらった。少なくてもこの活動で、これまで会社のビジョンなど考えたこともなかった人や10年後を考えてもいなかった人がいれば、考える時間ともなっただろう。

今回、ビジョン制作のヒアリングで気を付けていたことがある。10年後の会社のビジョンの話だけをするのでは、当然そのようなことを考えたこともない人が多い。10年後のビジョンと言われても、イメージがつかない人が出てくる。そこで「ビジョン」で目指す全体のイメージは経営者が示し、それを実現するための具体的な柱をつくるのをリーダーや係長以上で制作。社員のヒアリング内容は、リーダーや係長以上で制作する「ビジョンの柱の材料」となるキーワードを抽出する方向で進めた。当然、社員のみんなは会社で働くことはそれぞれ目的や意味があり、みんなが一緒ではない。まして「会社のビジョン」なんて考えたこともないと思う。でも、みんな、これからもエバーで働いていく。ヒアリングで進めた内容は、いきなり「ビジョンは何か?」を聞くのではなく、いまも、これからも、10年後もエバーで働いていこうとする中で「いい会社であれば、これからも働けるし、働きやすいよね」「このようなことをエバーで出来るといいよね」という環境づくりや何かを目指すことで、みんなのやりがいや生きがい、仕事をしていく上での価値観、現状の課題、意見やアイデアとなるキーワードが出れば良いと考えた。

ビジョンづくりのヒアリング時間をつくったことで、普段の会話で「会社の将来」のことを話さないような人が、このヒアリングをキッカケに話題で出してくるようになった。自然に社員にはビジョンへの意識が出てきた。それ以外にも、ヒアリング時に「あの人がそんなことを考えていたのだということを初めて知った。」「あの人、私と同じことを考えていたのだ。」など社員の間でいろいろなことへの変化がでてきた。


ビジョン制作のプロジェクトは、2021年5月まで続くが、最終の成果品としての指標も必要だが、それ以上に社員が制作プロセスに関わることに大きな意味があり、それが成果につながると確信できたことは間違いなく感じる。