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【EVER NEWS 2021夏号 番外編】新任課長 山田さんインタビュー

EVER NEWS番外編では、EVER NEWSの紙面の関係で、どうしても割愛して掲載できなかったエピソードや情報を掲載します。「EVER NEWS」にはない情報やエピソード、掲載記事をもっと掘り下げた内容などをお伝えしていきます。

今回は新任課長の山田紘和さんのインタビュー記事です。EVER NEWS2021夏号では掲載されなかった内容を含めてご紹介。

抱負を聞かせてください。
係長は従業員と会社の中間のような感じだったので作業と管理を半々でやっていました。課長になったことにより完全に会社側の人間という形になって、課長になったからということではないんですけど、より一層具体的に会社全体のシステムのIT化を進めたいというところ、そしてそれに対して今までは自分の部署からどうしていくかというのを考えていたのですが、課長という立場になり全部署に直接指示を出しながらやっていけたらいいかと思います。

今までは総務のことをされていましたが、これから新しく増える仕事は?
増えることは、企画ですかね。「どういうことを会社全体でやっていくか」ということの情報収集。それと、それに対して会社がどう利益的に良くなるかを検証し、会社に展開するのかという形の仕事が増えていくかと思います。

本社と古道工場の情報共有はどのようにされるのですか?
今年からリーダーが明確になり、古道工場の方は原本さんと中村さんの2人から情報をもらいながらやっていきます。今、ラインワークスを使って基本全員に伝わるようになりました。

係長から課長になったことで変わったことは?
今までは、総務と生産管理と部品管理の兼務の係長だったんですが、生産管理と部品管理は冨田係長が専属になったので、そこら辺の仕事は僕もあんまり出来ていなかったのですが専任係長が入ったことで動きが良くなるかなと思います。ただ、総務的というか、お金がかかるところが結構あるので、そう追うことは課長として係長にいろいろ指示を出すという形です。僕がやっていたことは全部引き継いでいく感じで、僕は確認だけをやるという形ですが、総務のことは全員で力を合わせてやっていきたいなと思います。

エバーとしてのオリジナル性を出せるといいですよね。山田さんとして、こういった分野に進出できるといいとか。
今は、まだ模索中ですね。ただ、鉄は安くて扱いやすい素材ではあるので、そういうものを活かしてとは思います。今まで、社長と一緒に新しい分野で何かやれないか?というのは考えてきたんですけど、畑違いだと全然マンパワーが足らなくて、事業化につながらないので。
お客さん自体はもう少し増やしていきたいと思っています。今、ほとんど5社だけで売り上げを上げていて、三菱系はほとんどダメになってきてしまうので、今うちが3次メーカーとか4次メーカーくらいなんですけど、もう一個上ぐらい直接仕事をとれるような営業にも力を入れていきたいと思います。

EV化は、近い将来なんですか?
5年後くらいから新車はほとんどEVになってくると思います。自動運転が完全になると事故することもほぼないので強度も要らなくなってくる。そうなると、全部樹脂でいいんじゃないかとか、なってきますね。

2030年ビジョンで、山田さんの目指すところを教えてください。
いろんなことに挑戦したい人間なので、自分で情報を集めて、自動車部品事業以外に、既存の設備を使いたいと思ってます。金型屋さんもクラウドファンディングを使って、お客様に直接モノを売ったりしているようなので、エバーも既存設備を使って、直接市場に売れるような商品を作っていきたいと思ってます。自動車業界に関しては、今後EV化が進むと、どんな業種でも簡単に参入できるようになると思うので、競争が激しくなっていくと思うんです。今のうちの強みが強みではなくなる可能性もあると思っています。長期的に成長できるような新分野の柱をこの10年で何とか見つけたいです。
それと、やはり社長も言っていた「地域貢献」というところが、正直うちはほとんどやれていないんですよね。学校等から声がかかって、中学生とか小学生にモノづくりの楽しさを教えたりすることを年に1~2回やってるんですけど、うちから発信して何かやるということは一切やっていない。常滑はモノづくり(陶器や自動車系)も多いので、業界全体が盛り上がるように地域に発信していきたいです。たぶん久野金属さんとかはもうやられてると思うんですけど、うちもそれぐらいの規模で、やっていけたらいいなと思っています。

以前、常滑中学校さんに行かれたりしたじゃないですか。とても評判が良かったですよね。
そうですね。

工場見学などでエバーの仕事を伝えていけるといいですよね。
はい。危なさの理由もありますが、いろんな会社さんへ伺うと一般の方が見学できるような会社の作り方がしてあるんですけど、うちは全く出来ていないんですよね。ビジョンで「見せる会社」を掲げているので実行していきます。

今後、エバ―ニュースも多言語化していくので、外国の方に向けてのメッセージをお願いします。
今まで、うちは外国の方は入れ替わりが早く、従業員というよりは一時的な作業者という考え方だったんですけど、これからは会社の一員として全員に長く勤めていただきたいです。従業員の方からも他人事ではなくて自分の会社として何とか力を発揮してもらいたい。実習生も昔は3年で帰国していましたが、やれる方は戻って追加で5年間やってもらって、その間にまた制度が変わったら延長できるようになって、多分永住できるまでなるんじゃないかなと思います。なので、実習生もそういうところを考えながら頑張ってもらいたいと思います。